P板ドットコム 目からウロコ!のQ&A便 第1号
 
5〜6月の花「オダマキ」 いつもお世話になっております。(株)ピーバンドットコム 照井です。

開業1周年のスカイツリー。
先日、わたしも初めて展望デッキに登ってまいりました!
が、さすがに人出も多く、
ゆったり景色を見ることは叶いませんでした…残念(ノд-。)
次回に期待しつつ、さらに高層の展望回廊を目指そうと思っております^^
ちなみに弊社のオフィスからスカイツリーは見えないのですが、
東京タワーや天気が良く空気が澄んでいる時は、富士山が見えますよ♪

それでは、「目からウロコ!のQ&A便 第4号」をお届けいたします。
 
 
目次
 
 
ご質問&回答 一覧
 
Q1 【パターン幅/間隔:0.075mm】の設計ルールは?
    現在行われている『10層/12層プリント基板開発応援キャンペーン』で 【パターン幅/間隔:0.075mm】のお受付が可能になりましたが、 設計時に注意すべき点はありますか?
一般的には【範囲:ピン間を通す箇所のみ/配置:基板の中央部】と指定されているようです。
A1 P板.comでは、細線区間や配線の長さに制限はありません
A1画像
P板.comの場合、細線区間は基板上のどこにあっても問題ございません。
また配線の長さに関しましても制限はございません。

なお、全箇所でなく必要な箇所のみ【パターン幅/間隔:0.075mm】で配線する事で 製造の歩留まりが向上し、
安定品質につながる良い設計となります。
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Q2 AOI検査とは? どんな時に必要なのか?
    アンテナパターンにはAOI検査が必要だとサポート窓口から連絡がきましたが、 AOI検査とは、どのようなものでしょうか?
なぜAOI検査が必要になるのでしょうか?
A2 光学センサーで視覚的に比較検査し、
多層基板の内層回路まで、品質と信頼性をしっかり保つ為の検査です
A2画像
AOIとは『Automated Optical Inspection(光学式自動外観検査)』の略で、 ご支給のガーバーデータと回路形成後の基板現物のパターン状態を 光学センサーで視覚的に比較検査することをいいます。

通常出荷前に全数実施するオープンショート電気検査では、 アンテナパターンのようなパターン端点にレジスト開口が無く 電気検査ポイントが設置できない場合のパターン切れや、 コイルパターンのような渦巻き状の回路の短絡は、不具合として検出することができません。

このような回路は、AOI検査にて視覚的に不具合を検出する必要がございます。
他にも、エッチング精度を要求される基板は、 AOI検査にて、エッチングによるパターン太り/細りを検出する必要がございます。

なお、P板.comでは内層回路形成後に全数AOI検査を行うことによって、 多層基板の品質と信頼性をしっかり保っています。
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Q3 FR-4とアルミの熱伝導率はいくつ?
    放熱目的でアルミ基板を使いたいと思っています。
熱計算をしたいので、FR-4とアルミの熱伝導率を教えてください。
A3 基材データシートより比誘電率や誘電正接をご確認いただけます
A3画像
熱伝導率は、FR-4は約0.3W/mk、アルミは237W/mkでございます。
また絶縁層に関しては通常2.0W/mkタイプを使用し、オプションで3.0W/mkをご用意しています。

P板.comでは、各製造工場が使用している基材データシートをwebサイト上で公開しております。
見積書等に記載しております製造工場をご確認いただき、
下記URLに掲載している基材データシートより比誘電率や誘電正接をご確認いただけます。

▼プリント基板製造サービス 製造工場案内▼
http://www.p-ban.com/product/factory.html
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Q4 レジストの代わりに外観向上目的のベタシルクの製造は可能?
    次の展示会のディスプレイ用に使用したいので 基板裏面を外観を良くしたいと考えています。
全面レジストで、レジストを白にする代わりに、 白色シルクをベタにして製造することは可能でしょうか?
A4 製造可能でございます
A4画像
下地レジストの無い箇所は、シルクの密着度が弱くなり剥がれやすくなる恐れがございます。
外観向上目的のベタシルクは、2回塗りをすることで見た目が向上いたします。
また表面と裏面で異なる色のレジスト色/シルク色にすることも可能でございます。

どちらもご希望の際は個別対応をさせていただきますので、メールにてお問い合わせください。
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Q5 内層の電源分離ライン0.5mm以下で製造は可能?
    内層の電源分離ラインについて、製造基準書では線幅が「0.5mm以上」と規定されていますが、 それ以下の線幅で製造すると内層のショートが発生してしまうのでしょうか?
「線幅0.35mm」で製造することは可能でしょうか?
A5 製造能力として、内層銅箔35umの際に0.127mmまでは標準で製造が可能です
A5画像
内層の分離ラインについては、 異種の電源同士、またはGNDとの電気特性的な影響を回避するための間隙基準として 「0.5mm」とさせていただいております。
間隙が狭くてもお客様の回路に電気特性的な問題が特に無いのであれば、 必ずしも「0.5mm」である必要はございません。 製造能力としては、内層銅箔35umの際に0.127mmまでは標準で製造が可能です。

ご発注の際、お客様指示欄に『内層分割ライン0.XXmmですが、問題ありません』 といった内容を事前にご入力いただきますと、データ確認の際のお問い合わせのご面倒もなく ご注文手続きがスムーズに完了いたします。
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あとがき
いかがでしたでしょうか。

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