じゃのめエリカ

いつもP板.com「目からウロコ!なQ&A便」をご購読いただき、有難うございます。 (株)ピーバンドットコム 照井です。

今年も残り10日と少し。弊社では、年末に大掃除を行っています。
日頃行き届かない場所まですっきり&整理整頓でき、 新しい年を気持ちよく迎えることが出来ます♪

来年のお仕事始めを新たな気持ちで快適に。
お忙しい時期かと思いますが、とってもお勧めですヾ(*´−`*)ノ゛

それでは、「目からウロコ!のQ&A便 第11号」をお届けいたします。
正しく表示されない方はこちら(http://www.p-ban.com/htmlmail_qanda/2013/12/)をご覧ください。

 
 
目次
 
 
ご質問&回答 一覧
 
Q1 電解金めっきと無電解金フラッシュの違いとは?
    電解金めっきと無電解金フラッシュの違い、
また、どのような場合にどちらの表面処理が適しているのか教えてください。
A1 それぞれ特徴について
電解金めっき(鉛フリー)
電解金めっき(鉛フリー)
無電解金フラッシュ(鉛フリー)
無電解金フラッシュ(鉛フリー)
≪表面≫
仕様 金めっき厚 ニッケル厚
電解金めっき (指示なき場合)
0.05μm
4.0μm(±1.0μm)
無電解金フラッシュ 0.03μm 4.0μm(±1.0μm)
≪特徴≫
特徴 メリット デメリット
電解金めっき ・ある程度めっき厚の調整が可能
・半田の濡れ性が良い
・めっき厚みにばらつきが出る
・使用する金の量により、コストが高くなってしまう
・外部から電気を流すための、めっきリード線(引き出し線)が必要
無電解金フラッシュ ・電解金めっきに比べ、コストを抑えられる
・電気を使用することなくめっき液中の金属イオンを化学反応によって 加工するため、均一にめっきができる
・めっき厚の調整が不可
・何度も抜き差しをする箇所に使用するとめっきが 剥がれてしまう可能性がある

厚み指定やカードエッジコネクター部(端子部)がある場合は、電解金めっき、 それ以外で電解金めっきではないと不都合があるという場合でなければ、 無電解金フラッシュを推奨いたします。

また電解金めっきは個別見積りとなりますので、 ご希望の場合は、サポート窓口(info@p-ban.com)までお問い合わせください。

カードエッジコネクター部(端子部)のみ電解金めっきの場合は、 1click見積もりで対応が可能でございます。

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Q2 P板.comで対応可能な板厚と板厚の定義
    P板.comで対応可能な板厚を教えてください。
また板厚とは、基板のどこからどこまでの厚みでしょうか?
A2 現在、1-Click見積りで対応可能な板厚は、0.4〜3.0mmでございます

3.0mm以上で製造をご希望の際は、個別対応となりますので、 サポート窓口(info@p-ban.com)まで仕様をお送りください。
また片面・両面(2層)基板と4層以上の多層基板で、 板厚を示す部分が異なりますので、下記をご参照ください。

A2画像
0.8mm以下 基材絶縁層の厚み(銅箔を含まない)
0.8mm超える 基材の銅箔 〜 コア 〜 銅箔の厚み
A2画像
積層後のレジスト 〜  レジスト間の厚み
また製造時の公差がございます。
こちらも板厚によって異なりますので、ご注意ください。

≪製造時の公差(JPCA準拠)≫
板厚1.0mm未満 ±15%
板厚1.0mm以上 ±10%
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Q3 インピーダンスコントロールの設計データ作成方法
    インピーダンスコントロールを行う為には、 どのように設計データを作成すれば良いのでしょうか?
A3 対象となるパターンの隣接層に『反射層』(ベタパターン)が必要です

インピーダンスコントロールを行う為には、 対象となるパターンの隣接層に 『反射層(リファレンスプレーン)』と呼ばれるベタパターンが必要となります。

コントロール対象パターンが外層の場合、 【直下層を反射層】とするのが一般的で、
この方式を『マイクロストリップライン』、
コントロール対象パターンが内層の場合、 対象の【上下層が反射層】となる事が一般的で、
この方式を『ストリップライン』といいます。

A3画像

また、設計制約などにより反射層が一面に用意できない場合は、 コントロール対象のパターンに対して 直角且つ分断距離を短く設計することを推奨いたします。

もう1点重要なポイントとして、 インピーダンスコントロール対象パターンのDコードは、 その他のDコードと分けていただく必要がございます。
例えば、コントロール対象パターンが0.15mmである場合は、 0.149mmや0.151mmにして設計をしていただき、 他のパターンと区別ができるように設計をお願いいたします。

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あとがき

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