稲穂

いつもP板. comの「目からウロコ!なQ&A便」をご購読いただき、有難うございます。(株)ピーバンドットコム 照井です。

先日、2020年のオリンピックが東京に決まりましたね!
決まった翌日は、
どんな競技を見たい? 7年後の自分は?
P板.comは東京オリンピックで何ができるか?

――などなど、社内もオリンピックの話題で持ちきりでした♪
まだ先のことですが、今からとっても楽しみですね^^

それでは、「目からウロコ!のQ&A便 第8号」をお届けいたします。
正しく表示されない方はこちら(http://www.p-ban.com/htmlmail_qanda/2013/09/)をご覧ください。

 
 
目次
 
 
ご質問&回答 一覧
 
Q1 トランジスタをDIPフロー実装する際の設計時の注意点は?
    表面実装タイプの部品をDIPフローで実装する際に、トランジスタ箇所のはんだが付きにくかったです。
量産時もこの方法で実装を行いたいのですが、はんだを付きやすくする設計上の注意点はありますか?
A1 部品本体が壁となり、噴流するはんだからパッドを遮ったため、
はんだ付着が不充分となったと考えられます。

部品本体が壁となり、噴流するはんだからパッドを遮ったため、はんだ付着が不充分となったと考えられます。

設計上の回避策として、図のようにレジスト開口部を伸ばし、はんだをパッドへ引き込み易くする方法があります。

引き込み用のレジスト開口部は、DIPフロー実装を行う際の基板の進行方向(実装流し方向)に対して、90度(縦)に配置すると効果的です。

A1画像

また、トランジスタに限らず、パッドの横に背の高い部品があると、同じ様に、はんだを付きにくくする危険性があります。

こちらも図のように基板の進行方向に対して、部品を90度に配置することで、部品の陰に隠れる部分が減り、半田不良を低減することができます。

A1画像
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Q2 シルク印刷の掠れの原因とは?
    配線が並んでいる箇所にシルク文字の幅を0.15mm、文字の大きさを1.5mmで作成しましたが、
文字が掠れてしまった箇所がありました。
原因を教えてください。
A2 シルク文字の幅と大きさは標準文字サイズですので、
掠れの原因は『配置場所』と考えられます。
A2画像

シルク文字の幅と大きさは標準文字サイズですので、掠れの原因は『配置場所』と考えられます。

配線が並んでいる箇所にシルクを配置しますと、銅箔がない箇所のシルクは十分に印刷されず、掠れ易くなってしまいます。

(例えると、凸凹した洗濯板の表面に印刷をするようなイメージです)

その他、レジストが開口された銅箔上ではインクとの密着度が弱いなど、シルク印刷には、他にもお取り扱いに注意が必要なポイントがございます。

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Q3 捨て基板を切り離した際、角が落とされた形状を作るには?
    捨て基板付きの面付けで、切り離した際に、四隅の角が落とされたような形状にしたいのですが、
どのようにデータを作成すれば製造が可能でしょうか?
A3 角を落とした形状にする為には、切り込みが必要になるかと思われますが、
この切り込みの先端をVカット位置と同じにしてしまいますと、
加工残りが出来てしまいます。
A3画像

ご希望のC面取り形状にする為には、切り込みが必要になるかと思われます。

この切り込みの先端をVカット位置と同じに設計してしまいますと、外形加工のルータービット径がφ1.0mmございますので、切り込みの先端まで刃が入らず、加工残りが出来てしまいます。

切り込みの先端まで刃が入るよう本体側の切り込みを直線とし、図のようにルータービット径φ1.0mmを考慮して設計することで、Vカットで捨て基板を切り離した際に、意図通りの形状となります。

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あとがき

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