2005/08/24 Vol.023

━ 2005/08/24 Vol.023━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・‥‥…
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こんにちは。P板.comの後藤です。
熱というのは、生命のスピードを加速させます。
夏は食べ物が早く腐ります。ビニルハウスにより二期作が生まれました。
なのに、沖縄の人はみんな長生きです!
心のパワーでしょうか。「気は若く!」ですね。

・・・INDEX・・・
●━━1.プリント基板の達人 
<CiCAM特集 第4回~読み込んだ画像位置が層毎に違う場合の対応~>━━●

○●○2.~無料CADソフトCADLUS_X講習会のご案内~】○●○
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さて、今回で4回目となりました無料CAMソフト「CiCAMの特集」。
単なるソフトのマニュアルでは無いです。
ガーバデータの幅広い知識とCADソフトにて基板設計する際において参考に
なる情報、また基板の製造工程のうんちくなど盛りだくさんです。

P板.comのCAMチームも、このソフトで皆様のデータをご確認させて
いただいております。
基板発注前にこのCiCAMでチェックすれば、製造ミスを防ぐことが出来ます。

前号までの内容はこちらをご覧下さい。
http://www.p-ban.com/mail_magazine/backnumber/index.html 

●━━1.プリント基板の達人 
<CiCAM特集 第4回~読み込んだ画像位置が層毎に違う場合の対応~>━━●

読み込み画像の原点が違うのは何故?
CiCAM等のガーバー編集機でGerberデータとドリルデータを読み込むと、
多くの場合は原点が異なっています。
以下の様な図形になる事が多いと思います。

--------
| |
| Gerber |
--+----- |
| | | |
| --------
| |
| Drill |
--------

何故原点を一緒にしないのでしょうか? 不思議ですね。
編集機側からは、合わせてほしいのですが、基板を作成する側はこの方が
作成しやすいからです。
以下、ドリルデータとガーバーデータの原点を説明します。

・ドリルデータ
ドリル加工は基板作成の最初の工程で使用されます。
ドリル加工する前のワークボード(基板)は、パイロットガイド穴があいた
状態で、他の位置を合わせる情報は無い状態です。
この穴をNCマシンのパイロットピンにセットして加工を開始します。
ワークボードのサイズも多数有りますので、これを考慮するとNC原点をY軸
のセンターにすれば、サイズが変わっても問題なく加工できます。
パイロットピンは2本有りますが、片方は固定されていて、もう片方はX軸
方向に移動できるようになっています。
この為にNCドリルの原点が左側にY方向の中央になっている場合が多いの
です。

・ガーバーデータ
ガーバーデータは「レザーフォトプロッター」という装置で描画しますが、
この装置の原点は多くの機種で左下に有ります。
どの様な装置か知りたい方は下記のURLを見てください。
大日本スクリーン製造株式会社
http://www.screen.co.jp/eed/pcb/PCB_Product/RG-8000/RG-8000.html

一般的に基板作成は、一度フィルムに作画してから製造します。
(最近は直描装置も有ります)
作画原点は左下ですから、データ原点も左下の方が作業しやすい訳です。
 ここでよく使われる単語(原点が制御される)の御説明をします。
★ワークエリア
基板作成する時には、ワークエリアと呼ばれる作業エリアが必要で、
通常は10~20mm位のエリアを基板の外周に取ります。
このエリアに合わせマークや、製品名を入力します。
実際の製造フィルムを見ると、もっと沢山の情報があり驚かれると
  思います。
★幕上、幕下
データを読み込むと部品面は正しく見えるのに、半田面はミラーが
  かかった状態で読み込まれる事が有ります。
これは幕面をコントロールする要求で行っていた作業です。
  今は必ずと言って良いほど編集作業を行いますので、部品面から見た
  状態で出力して下さい。
基板は露光して作成するのですが、フィルムの厚さ分で光が拡散して
  まいます。
  画像のエッジボケを防ぐ為に、ミラー処理を行います。
  正確には「いました」。今は、ほとんどの場合、編集作業を行います。
昔は以下の様にミラー処理をしていました。
○ミラー無し = 部品面側データ(部品面パターン、レジスト、シルク)
○ミラー有り = 半田面側データ(半田面パターン、レジスト、シルク)
部品面が何故ミラー無しかを作業工程で簡単に説明します。
①部品面パターンのマスターフィルムをポジで描画(幕は上)
②作業フィルムを作成する為に密着反転します(幕は下)
③幕面を下にして基板に焼付けます

ガーバーデータではワークエリアを取る為に基板左下が20mm位上になります。
幕面を考慮するとミラー処理が行われたりします。

原点の違いの為に、部品面から見た場合、各レイアがマッチしないのはご理解
いただいたと思います。
それでは、二つを合わせる為にはどうのような作業を行うか、ご説明します。

※CiCAMでの原点合わせ
ミラー処理を戻したり、データを動かしたりする事で部品面視で各レイアが
マッチするようにします。作業は以下の順番で行うと効率的です。
①ミラーを解除する
②データを移動する

★ミラーの解除の方法
解除はCiCAM上で、再度ミラー処理を行います。
1)レイアツールバーの数字の右側でマウスの右ボタンを押し、
ポップアップウインドウを開きます。
2)「ミラーX」コマンドを選択して反転します。
3)自動的にこのレイアのデータが選択されます。
4)CiCAMは反転する中心を聞いて来ます。
センターを選択するには、マウスの右ボタンを押します。

★合成ファイルのTABが表示された場合
レイアツールバーの合成TABを選択し、合成名の右側でマウスの
右ボタンを押し、同様に反転できます。

★データの移動
各レイアで基準点を選択します。
基準点はフラッシュデータがベターです。理由は、フラッシュデータは
センターに引き込める為です。
詳しくは CiCAM - Doc フォルダに入っている CiCAM操作説明.pdf の
1-6ページを見てください。
画面をみて合わせるポイントを見つけて下さい。表示モードを
「ノンリアル」にします。
  フラッシュの表示が □ に斜線が入った状態になります。
  この □ を合わせます。
1層を2層に合わせる例で説明します。合わせるポイントを A とします。
1)レイアツールバーの1と表示している右側で、マウスの右ボタンを
押します。
2) ポップアップメニューから「移動」を選択します。
3)1層のデータが選択され、基準点を聞いて来ますので、A点(基準点)の
フラッシュを選択します。
この時、オブジェクトオンのスイッチが押されていないと
引き込みません。
4)送り先のA´点(基準点)を2層から指示します。

部品面から見てマッチしたと思います。

※CiCAMの現在バージョン
バージョンをご確認下さい。V-1.73.50が最新です。
自動バージョンアップで対応できない場合は、Webより更新プログラムをダウン
ロードして更新して下さい。
サーバーを変更した為に旧プログラムでは自動更新できなくなっています。
変更案内は下記へ載せています。

http://www.cadpro.co.jp/support/download/download.html#upcam


○●○2.~無料CADソフトCADLUS_X講習会のご案内~】○●○

※CADLUS XとはP板.comホームページで無料ダウンロードできるP板.com専用
のパターン設計CADです。
誰でも簡単に、しかも無料で設計ができます!
「やっぱり人に教えてもらってからパターン設計CADを導入したい」
というご要望にお答えして「CADLUS X講習会」毎月第2金曜日(初級編)
第3金曜日(中級編)定期開催しております。
さらに今夏、福岡市での開催も決定いたしました!
九州にお住まいの皆様、どしどしご参加をお待ちしております!
今後も様々な都市での講習会開催を予定しております。ご期待下さい。

CADLUS Oneユーザー様の初期教育としてもお申し込み可能です。
回路図ネットデータを読み込んで簡単場基板設計を行い、P板.comに発注する
までの手順をご説明いたします。
CADLUS Xでのパターン設計をマスターする為、この機会をぜひご活用下さい。

第1回 CADLUS X講習会【初級・中級編】in福岡
日時:2005年08月26日(金)10~17時

場所:福岡システムLSIカレッジA講義室(http://www.ist.or.jp/lsi/)
    
福岡市早良区百道浜三丁目8-33
    アクセス方法:http://www.ist.or.jp/lsi/pg03_01.html

TEL:092-832-7151

費用:15,000円
(当日現金にてお支払ください。領収書を発行させていただきます。)

定員:先着順30名
(定員になり次第締め切らせていただきます。まだ若干空席がございます。)

お申込方法:info@p-ban.comへメールで「お名前」「ご連絡先」を明記の上
お申込ください。
詳細はコチラをご覧下さい。
http://www.p-ban.com/services/2005/05/cadlus_x_school.html

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  お送りください。
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