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space 第17号|2014年6月発行 presented by P板.com
目からウロコ!のQ&A便
space P板.com「目からウロコ!のQ&A便」をご購読いただき、有難うございます。 (株)ピーバンドットコム 照井です。
全国的に梅雨に入り、各地雨の日が続いていますね。
雨だと出かけられないし億劫。かといって洗濯などの家事もできない。
そんな時は割り切って、自宅でのんびりする!と決めて過ごした方がよいかもしれませんね。

撮り溜めしていた番組を見たり、読書をしたり、ネットサーフィンをしたり、梅雨という時期を利用した過ごし方をすることで、少しは気分も変わるかもしれません。

ネットサーフィンされる際は、「目からウロコ!のQ&A便」のバックナンバーページもご覧いただけますと幸いです。

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■Index■
Q1.電流値に対する配線幅の目安があれば教えてください。
Q2.割りやすいジャンプVカットデータ作成方法
Q3.ポリゴンデータの危険性について
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Question & Answer No.01
Q1.電流値に対する配線幅の目安があれば教えてください。
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A1.一般的な目安としては【パターン幅1.0mm/許容電流:1A】【スルーホール径φ0.3mm/許容電流:300mA】
一般的な目安としては下記となります。
・パターン幅1.0mmに対して、許容電流:1A
・スルーホール径φ0.3mmに対して、許容電流:300mA
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なお、理論値では上記の倍以上の電流を流せる値になりますが、
実際の物理的使用環境においては「基板自体の製造のバラつき」や「過電流(想定以上の電流が流れる)」などが起こりえますので、安全・安心の設計を心がける事が重要となります。
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Question & Answer No.02
Q2.割りやすいジャンプVカットデータ作成方法
ジャンプVカットで割りにくい箇所がありました。
割りやすいようにするための、設計の工夫があれば教えてください。
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A2.ジャンプVカットの終わりに、「スリット」若しくは「捨て基板」を設けてください。
Vカットは、回転している丸のこぎり形状の刃に、基板を水平接触するように進行させ、V溝加工を施します。
ジャンプVカットは、その回転している刃を進行途中に引き上げて作成するため、終わり部分のV溝が浅くなり『割れにくい』という状態が発生する恐れがあります。
対策としては、ジャンプVカットの終わりに、「スリット」若しくは「捨て基板」を設けてください。
(「捨て基板」の場合、ジャンプVカットのラインは捨て基板内まで伸ばすようにお願いします。)
このようにデータを作成していただければ、製品部分のV溝が浅くなることが少なくなり、割りやすくなります。
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詳細は、製造基準書の「5.1.1 ジャンプ V カット」をご参照ください。

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Question & Answer No.03
Q3.ポリゴンデータの危険性について
CADで設計したものと、実際に製造された基板の絵柄が一部異なっていました。原因を教えてください。
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A3.恐らく、CADソフトから出力されたガーバーデータが、CAMソフトで誤認識されたことにより、意図通りの形状にならなかったものと考えられます。
恐らく、CADソフトから出力されたガーバーデータが、CAMソフトで誤認識されたことにより、意図通りの形状にならなかったものと考えられます。
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プリント基板の製造用に用いられるデータ形式は、米国の電子工業会(EIA)にて「RS-274X」を世界標準として定められていますが、データ形式としては正規なRS-274X準拠であっても、データ内にマイナーだった仕様や記述が残されていることがあり、それがCAMソフトによっては正しく認識できないことがあります。
そのため、すべてのCAD/CAMソフトで正しく読み込み・表示がされるデータ出力の設定が重要となります。

※ぜひ、CAD管理者様、システム管理者様にご確認ください!
・座標およびコマンド記述:省略しない○・省略する×
・円弧補間:1/4円○・全円×
・ベタ塗潰し:塗潰しで出力○・輪郭で出力×
・繰り返しコマンド(リピート):使用しない○・使用する×

なお、誤認識される一番多くの原因は、【面の塗りつぶし:Polygon(ポリゴン)データ】が考えられます。
ガーバー出力時に、ポリゴンのまま出力せず、塗りつぶして出力していただくことを強くお勧めします。

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第17号|2014年6月発行
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      〒102-0076 東京都千代田区五番町14 国際中正会館10F
【編集人】 照井静佳
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