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space 第28号|2015年05月発行 presented by P板.com
目からウロコ!のQ&A便
space お世話になっております。(株)ピーバンドットコム 高屋です。
『目からウロコ!のQ&A便』をご購読いただき、ありがとうございます。

今回は、2015年1月-4月に配信した内容から「役に立った!」という声が多かった内容の第1位-第3位をランキング形式で掲載します。

その他の内容も、ぜひバックナンバーページでご覧ください。
思いがけず「参考になった」「役に立った」という内容があるかもしれません。


さらに、P板.comは【JPCA Show 2015】に参加致します。電話やデータのやり取りでは分からない内容も担当スタッフがお答え致します。
「6/3-6/5」の3日間、ブース番号【5H-09】皆様のご来場を心よりお待ちしております。

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■Index■
◎第1位◎…スルーホール(TH)は塗りつぶし?サーマル?
◎第2位◎…薄い基板が割れた原因は?
◎第3位◎…ICボディ下の配線を避ける理由は?
      4層基板でGNDプレーンと電源プレーンはどの層に入れたら良いの?
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ランキング1位Question & Answer No.01
Q1.スルーホール(TH)は塗りつぶし?サーマル?
プレーン層とTHの接続はなぜサーマル接続しているのでしょうか。また、すべての穴をサーマル接続にする必要性はあるのでしょうか。
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A1.ビアであれば、塗りつぶしても大丈夫です
プレーン層とTHの接続が塗りつぶし(ベタ接続)だと、部品実装ではんだを溶かす際に熱がTH外周から奪われてしまい、 はんだが溶けづらく、結果的に実装不良を引き起こすといった可能性が生じてしまいます。
そこで、プレーン層とTHを配線で接続(サーマル接続)することで、 プレーン層への熱を伝わりにくくし、はんだを溶けやすく、部品実装の効率を上げることができます。

はんだを溶かす必要性がないTH(ビア)であれば、塗りつぶし(ベタ接続)でも大丈夫です。
THの用途/目的によって使い分けを行ってください。

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ランキング2位Question & Answer No.02
Q2.薄い基板が割れた原因は?
板厚0.6mm基板を注文したところ、表面処理中に基板が割れたと工場から連絡がありました。どうして割れてしまったのでしょうか。
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A2.A1.板厚0.8mm未満の薄い基板で、表面処理:はんだレベラーにしたのが一因と考えられます。
はんだレベラーとは、基板をはんだ槽に浸しパッドや端子部にはんだコーティングする方法です。スルーホールにはんだが埋まってしまうため、はんだ槽から基板を引き出す際に熱風を吹き付け、埋まったはんだを吹き飛ばします。
高温で基板が弱くなっている状態で、穴に埋まったはんだを強い熱風で吹き飛ばすため、特に薄い基板では割れやクラックが発生しやすくなります。
このため、板厚0.8mm未満の場合、はんだレベラーは、基板が割れる可能性がございます。
薄い基板を注文される場合は、耐熱プリフラックス処理等の表面処理をご推奨致します。

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ランキング3位Question & Answer No.03
Q3.ICボディ下の配線を避ける理由は?
パターン設計においてIC下の配線を避けた方がいい理由はなんでしょうか?
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A3.ICからのノイズを避ける為です
ICボディ下に配線をした場合、IC自体からでるノイズの影響を配線が受ける可能性がございます。 その為、ICの下側は極力GND配線にし、配線は部品の外側へ引き出す事をご推奨致します。
また部品の外側へ配線を引き出す事により、部品実装後も基板上で配線の繋がりを確認できるので、パターン修正を行ないやすくなります。
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Q4.4層基板でGNDプレーンと電源プレーンはどの層に入れたら良いの?
4層基板を設計していますが、GNDと電源は2、3層で配線しております。
GNDと電源は2、3層どちらに配線すればいいのでしょうか。また、2、3層以外にGNDと電源を配線してはいけないのでしょうか。
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A4.2、3層どちらでも結構です。
GNDと電源は2、3層どちらでも結構ですが、GNDの方が電位が安定しているので、高速信号配線が多い配線層に近い方をGNDプレーンにする事をお勧めします。
またGNDと電源は、どの層に入れても製造は可能ですが、表面実装部品からの配線のし易さから配線を表面層(1、4層)に配置するのが一般的です。配線が表面層にあれば、基板上での配線確認や、 テスターやオシロスコープでの信号確認も簡単になります。また、設計変更が発生した場合でも、表面層であれば、パターンのカットやジャンパ配線が簡単に行えます。 EMI対策から、プレーンを1、4層に、信号配線を2、3層に配置する設計もあります。お客様の仕様にあった層構成をご選択ください。

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第28号|2015年5月発行
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      〒102-0076 東京都千代田区五番町14 国際中正会館10F
【編集人】 照井静佳
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