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space 第38号|2016年3月発行 presented by P板.com
目からウロコ!のQ&A便
space いつもP板.com「目からウロコ!のQ&A便」をご愛読いただき、有難うございます。
(株)ピーバンドットコム 高屋です。

お彼岸も過ぎ、春を肌で感じられるようになってきました。暖かくなってくると身も心も軽くなり、開放的な気分になりますね。
今月、P板.com会報誌「基板のふるさと」Vol.18を発行いたしました。今回は、製造規格とインピーダンスについての記事を掲載しております。3/15(水)製造案件出荷分より同梱を開始しておりますので、お手元に届いた際は、ぜひご覧ください。また、バックナンバーのページも更新しておりますので、合わせてご覧ください。
≪基板のふるさとバックナンバー≫

それでは、「目からウロコ!のQ&A便 第38号」をお届けいたします。

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■Index■
Q1.レジスト色の変更。注意すべきポイントは?
Q2.フレキシブル基板、コネクタ端子部設計の注意点
Q3.実装できる? 特殊部品の手付け対応
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Question & Answer No.01
Q1.レジスト色の変更。注意すべきポイントは?
レジストの色を「緑」から「黒」へ変更して基板を製造する場合の注意点はあるの?
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A1.レジストの限度幅は確保してますか? 色で異なる限度幅
レジストは色によって、レジストの最小線幅(以後、限度幅と記載)が変わります。一般的に使用されている「緑」では、限度幅は「0.1mm」ですが、「黒」の場合、限度幅が「0.2mm」になります。この限度幅の差は、レジストインクに混ぜる顔料成分と、露光特性の違いにより発生します。
レジスト色を「黒」へ変更される場合は、レジストの限度幅「0.2mm」未満の箇所がないか確認し、もしあれば一括抜きすることをおすすめいたします。限度幅未満の箇所を残したまま製造をすると、該当箇所のレジストにヒビや剥がれが発生する事があるためです。なお、「黒」以外にも、「黒(つや消し)」「白」も限度幅が「0.2mm」となるのでご注意ください。
最後にP板.comでは、スタンダードの「緑」の他にも、「赤」「青」「黄」「紫」「黒」「黒(つや消し)」「白」と、様々な色をご用意しております。その他、ご要望があれば「ピンク」「水色」といった色で製造した実績もございます。「1-Click見積」に記載されてる色以外で製造したい、基板の表面と裏面でレジスト色を変えたいとお考えの方は、「お問い合わせフォーム」よりご連絡ください。
レジスト塗布できる限度幅(設計値)
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Question & Answer No.02
Q2.フレキシブル基板、コネクタ端子部設計の注意点
フレキシブル基板の端子部設計の注意点はありますか? space
A2.カバーレイと補強板の位置関係に注意
フレキシブル基板でコネクタ端子部の設計を行なう時は、補強板とカバーレイの位置関係に注意をしましょう。補強板を貼り付ける領域とカバーレイを貼り付ける領域が、少しでも重なる様に設計する事をおすすめします。重ねることで、コネクタ端子部近くでフレキシブル基板が曲がっても、周辺のパターンや端子でクラックが生じにくくなります。
補強板とカバーレイを張り付ける領域が重ならなかった場合ですが、その箇所は補強板やカバーレイで保護されている周辺箇所に比べ、強度が非常に弱い箇所となります。フレキシブル基板を曲げた時に発生する応力は、強度の弱い箇所に集中するため、その箇所のパターンや端子にクラックが発生する可能性が高くなります。コネクタ端子部の設計を行なう際は、カバーレイと補強板の位置関係にご注意ください。
フレキシブル基板設計でお困りであれば、弊社の「フレキシブル基板製造基準書」を参考にしてみてください。今回の件も含め、フレキシブル基板の仕様が記載されています。
端子部の層構成例
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Question & Answer No.03
Q3.実装できる? 特殊部品の手付け対応
特殊部品の実装にはメタルマスクが必要と記載がありますが、1枚の基板を実装するためにメタルマスクを製造するのは勿体ないです。メタルマスクなしで対応してもらえないでしょうか? space
A3.手付け対応出来る条件
特殊部品には様々な種類があります、「BGA」「LGA」「QFN」などです。これらの特殊部品、通常はメタルマスクを使用してのリフロー実装が必要ですが、「パッケージ横にはんだ付け可能なリードが見えている部品」であれば、手付け対応が可能です。具体的には「QFN(QFP)」「SON(SOP)」が対象となります。パッケージの外側にリードは出ていませんが、リードが見えていれば、手付け対応は可能です。ただし、パッケージ中央の放熱パッド部分は半田ごてを当てる事が出来ないため、手付けでのはんだ付けは出来ません。この点はご了承ください。 通常のご注文より厳しい条件ですが、それでも手付けでの実装をご希望の場合は、以下の流れでお問い合わせください。担当スタッフより、ご対応の可否含め、ご案内させていただきます。

■お問い合わせ方法
1.「1-Click見積」をご利用いただき、ご注文手続きを進めてください。
2.ご注文フォーム内の「お客様指示欄」に、以下の情報をご記載ください。
・【「SON or QFN」の手付け対応希望】の一文をご記載ください。
・手付け対応部品の【部品番号】【部品型番】【基板1枚に対する、実装対応個数】をご記載ください。

弊社はネット通販会社ですが、お客様の疑問や要望にお応えするサポート体制を敷いております。
「これは出来ないかも…」と諦める前に、P板.com にお問い合わせください。 特殊部品が可能なICパッケージ例
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第38号|2016年3月発行
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      〒102-0076 東京都千代田区五番町14 国際中正会館10F
【編集人】 高屋優一
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