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Question & Answer No.01 |
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フレキシブル基板製造後、スリット部の終端が裂けることがありました。 防止策がありましたら教えてください。
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フレキシブル基板は曲げたりできる薄くて柔らかい特性のため凹型のスリット部は、応力が加わることにより裂けることがあります。
応力によって裂けることを防止するためには、スリットの終端部を円形にする方法と、フレキシブル基板のスリット部終端に裂け防止の銅箔パターン(補強用パターン)を追加する方法があります。
終端部を円形にする場合、円にすることにより掛かる応力を分散させ、裂けを抑えることが出来ます。
銅箔パターンの追加はバリの発生も考えられますので、終端部を円形にする設計を推奨いたします。
また、フレキシブル基板の内角にも加重が掛かりますので、直角は避けてコーナーRを推奨いたします。
今回の件も含めて記載されておりますので、ぜひ「フレキシブル基板製造基準書」をご覧ください。

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Question & Answer No.02 |
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回路設計の極性部品のシンボルで注意することはありますか?
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回路設計の回路シンボル作成時に、基本はデータシートに書かれている極性と回路シンボルの極性を合わせて作成します。2ピンのダイオードを例にしますと、データシート上では1番ピンをカソード、
2番ピンをアノードと記載されている場合に、回路シンボルでは、1番ピンをアノード、2番ピンをカソードとすると極性の向きがデータシートと回路シンボルでは違うために、その後のアートワーク設計や
別担当者が設計する際に異なった部品で作業が進んでいく恐れがあります。部品実装時にも極性が異なって実装される可能性があります。
データシートと回路シンボルが同じ極性の向きであれば、自分が担当した設計であっても時間が経って見直した場合や改版が必要になった時、また別担当者がアートワーク設計をする際にもデータシートと
回路シンボルの差異がないために見やすくなり、異なった接続にする可能性が低くなります。
また、正確な部品実装を行うには、①配置番号「リファレンスまたはアドレス」 ②部品形状 ③極性・ピン番号の3つが実装図に必要となります。 ③の
極性・ピン番号指示が漏れていると極性向き・ピン番号位置の確認が発生する場合があります。

技術サイト「@ele(アットマークエレ)」にて「良い部品番号の記載方法」と「部品の1pinを示すマークの書き方」が
記載されている記事がありますのでぜひ、ご覧ください。
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Question & Answer No.03 |
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基板をはんだ槽に入れた時にくり抜き穴からのはんだ上がりが起きるために実装治具が追加で必要となりました。実装治具を用いないようにする設計手法はないでしょうか?
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治具の代わりに、くり抜き穴からのはんだ上がり防止の解決例として、くり抜き穴をスリット加工に変更する方法があります。
くり抜き穴に蓋を作成するためにスリット加工にします。くり抜き穴に蓋を設けた場合、接続部にバリが残る恐れがありますが部品実装時に基板をはんだ槽に入れた時に、
はんだ噴流によるはんだ上がりを蓋があることによって防ぎます。
くり抜き穴は輪郭だけカットして加工するのではなく、中心から外側に向かいルータービットが動きます。1000台から2000台以下は、金型ではなくルーター加工になる場合があります。
製造時の試作段階では影響がなくても、量産時は複数のくり抜き穴や大きなくり抜き加工に時間が掛かり納期に影響を与える場合があります。また、実装時のはんだ上がりの修正も、
出荷スケジュールに影響します。試作から量産については他にもノウハウがありますので、ご相談があれば「お問い合わせフォーム」よりご連絡ください。

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