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Question & Answer No.01 |
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基板端面に可能な限り近づけたいパターンがある、そんなフレキシブル基板を設計したいです。
基板端面までパターンを近接、接触させた場合、どういうことが起きますか?
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リジッド基板のルーター加工とは違い、フレキシブル基板の外形加工には「木型、金型の打ち抜き加工」と「レーザー加工」の二通りがあります。最近では、レーザー加工の割合が増えてきています。
1 - 木型、金型の打ち抜き加工
矩形のような単純な形であれば、外形加工には、木型、金型の打ち抜き加工を施します。木型加工は、べニア合板や樹脂板、ベークのような材料に基板形状の溝を掘って刃を埋め込んだ木型に、基板をセットし基板形状を加工していく方法です。
外形線とパターン間隙が0.5mm以下の場合、カバーレイの剥離、銅箔のバリがでる危険があり、レーザーによる外形加工となります。

2 - レーザー加工
矩形以外の「外形形状が複雑」な基板データは、レーザーの熱によって基板形状を加工します。
子どもの頃の理科の実験で、虫めがねで太陽光を集めて紙を燃やす実験をされたことがあるかと思います。同じ様にレーザー加工は、焦点でエネルギーを収束して熱による切断を行います。レーザー出力は、連続照射にて、仕上がりは「線」としてのカットラインとなります。

フレキシブル基板は、絶縁材料のポリイミド樹脂のフィルムが使われます。外形加工時に重なっていなければ、一般的なレーザー出力で加工します。一方、外形上にパターンが近接あるいは、重なっていると、ポリイミドとパターンを纏めてレーザー加工しなくてはなりません。すると、1回のレーザー加工では、切り出しができないために、何回もレーザーを当てたり、レーザーの出力を上げたりすることになります。そうすると、ポリイミドが熱により溶けたり、段差ができたり、さらには、銅箔が黒く焦げたりし一部「炭化(外形黒化)」へとつながります。
ポリイミドは、絶縁の役割を果たしますが、炭化することにより絶縁低下を起こします。最悪の場合、炭化した炭素を通じて異極のパターンをショートさせる可能性がありますので注意が必要です。

外形形状が複雑なフレキシブル基板の場合は、炭化を防ぐためにも外形線とパターンを0.1mm離して設計すると、炭化をある程度防ぐことができます。
外形線からパターンがはみ出ているデータでも炭化させない製造ノウハウがP板.comにはありますが、量産製造やコストのことを考慮し、設計手法で回避されることを推奨いたします。ご相談ごとがありましたら、お問い合わせフォームよりご連絡ください。
「木型」と「レーザー」で外形加工を行っていますので、フレキシブル基板(FPC基板)製造サービスは、安価で試作小ロット案件にも対応しています。
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Question & Answer No.02 |
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BOMリストからP板.com部品リストを作成するのが大変です。何かよい方法はないでしょうか?
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今回、お試し版として、OrCADから標準出力したBOM(Bill of materials)リストをP板.com部品リストへ自動転記できる便利機能を作りました!
自動転記できる便利機能をつけたP板.com部品リストが、Q&Aメールマガジン限定でダウンロードできます。
BOMリスト側の「Quantity/Reference/Part」が、それぞれP板.com部品リストの「個数/配置番号/電子型番」の列に自動転記することができます。お試し版ですので、今後、皆さまのお声を聞きながらご好評であれば、機能拡張していきたいと考えております。操作方法につきましては、エクセル内のシートの「BOMリスト読込手順」に記載がありますのでご覧ください。部品リストのことで何かございましたら、ご連絡ください。皆さまの開発環境に少しでもお役にたてれば幸いです。
お試し版 自動転記機能付き「部品リスト」ダウンロードはこちら>>
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GUGEN2016展示会・授賞式開催します!
実用性や商品性の観点にフォーカスして表彰する「GUGEN2016展示会・授賞式」を今年も「秋葉原」徒歩1分の「秋葉原コンベンションホール」で開催します。
大賞賞金は、なんと100万円相当!
未来のハードウェアが生まれる場に立ち会ってみませんか。
「見て、聴いて、触って、楽しむことのできる体験型展示会」です。
専門家審査員の評価だけではなく、ご来場の皆さまの評価も重要な審査ポイントとして加算し、受賞作品を選定します。あなたも審査員です。新しいハードウェアを評価してみませんか?
開発中の新しいハードウェア製品の価値を知るいい機会です。展示会には、まだ、世の中に出ていない新しい作品が沢山展示される予定です。
皆さまの開発にもご参考いただけると思いますので、ぜひご来場ください。
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