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space 第49号|2017年2月発行 presented by P板.com
目からウロコ!のQ&A便
space いつもP板.com「目からウロコ! のQ&A便」をご愛読いただき、ありがとうございます。
(株)ピーバンドットコム 渡邉です。

2月の寒い日の中にも、春の温かい陽射しが感じられる瞬間がありますね。

今月号のQ&Aは、ご質問の多い「リジッド基板とフレキシブル基板の違い」の第2回目です。フレキシブル基板を設計する時に気をつけるべき最初のポイント「カバーレイ」について取り上げました。

また、ご好評いただいている「1-Click見積」では、長尺フレキシブル基板が長辺400mmまで見積り可能になりました。イニシャルコスト無料を実現しておりますので、価格・納期もぜひご確認ください。
それ以上のサイズも個別見積りにて対応いたします。

それでは、「目からウロコ! のQ&A便 第49号」をお届けいたします。

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■Index■
Q1.フレキシブル基板のパッド開口部のデータ作成方法とは?
Q2.端面スルーホールのデータ作成方法とは?
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Question & Answer No.01
Q1.フレキシブル基板のパッド開口部のデータ作成方法とは?
フレキシブル基板のパッド開口部は、リジッド基板のレジストと同じように設計すればよいでしょうか?
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A1.開口部の“逃げ”の設計に違いあり!パッド端とカバーレイ端の距離は0.3mm以上必要
フレキシブル基板は、3つの複合的な理由でリジッド基板に比べてパッド開口の制限が大きくなります。
その3つの理由とは?

(1)フレキシブル基板のカバーレイ開口部の加工は、リジッド基板のソルダーレジストを塗布する方法とは異なり外形加工(木型加工、レーザー加工)されますので寸法精度がリジッド基板と比べて低くなります。
(2)カバーレイフィルムは量産時の自動ラインを除いて人の手で貼るため、位置合わせ精度が落ちます。
(3)フレキシブル基板は「基材」と「カバーレイ」の接合には接着剤を用いて熱圧着するため、接着剤分の寸法変化を考慮する必要があります。

これらの理由により、それぞれの公差を考慮したパッド端とカバーレイ端の距離、いわゆる“逃げ”は0.3mm以上設けて設計されることを推奨いたします。
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Question & Answer No.02

※本記事は、2013年8月(第7号)の内容を更新したものです。

Q2.端面スルーホールのデータ作成方法とは?
基板側面にはんだ付けエリアを設けたいため、「端面スルーホール加工」を検討しています。
データ作成時に注意すべき点はありますか。
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A2.ランドは基板外形からはみ出した全円で作成します データ作成ルールをまとめてみました!
端面スルーホールとは、基板外形に掛かるスルーホールめっき加工のことです。基板外形にぴったり半分かかる場所に配置します。仕上がりは、スルーホールランドを半分に割った形状になります。

通常のスルーホール加工を行った後、外形加工を行います。
よって、めっきされる部分は、外形より内側の穴壁となります。

ランドは、基板内までの半月形状ではなく、基板外形からはみ出し、満月形状の円で作成をお願いします。アニュラリングは、0.5mm以上設けてください。

穴の設置位置については、「穴径の中心位置を外形に沿って配置する」が基本です。設計時オフセットの計算をする必要がなくなり配置しやすくなります。
※パターン密度を上げたい場合は、穴径の中心を基板外形の外側に0.1-0.3mm程度シフトする方法もあります。 (製造上推奨できないため削除しました。2017.7.26)
端面スルーホールの穴が小さいと、穴がつぶれてスルーホールめっきが剥がれてしまう危険があります。そのため、穴径は「φ0.6-φ1.5」で作成をお願いいたします。

なお、端面スルーホールは、「長穴」でも形成が可能です。

詳細は「リジッド製造基準書 4.17 端面スルーホール」をご確認ください。端面スルーホールの設計に関して、Vカットとの関係も書かれている「端面スルーホール基板製造にVカットは使える? 」も合わせてご覧ください。
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第49号|2017年2月発行
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【発行元】「 開発環境をイノベーションする 」 株式会社 ピーバンドットコム
      〒102-0076 東京都千代田区五番町14 国際中正会館10F
【編集人】 渡邉 修孝
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