◆ 表面処理

ソルダーレジストが塗布されない銅箔パターンの露出した箇所の表面に施す処理です。

表面処理の特徴

水溶性フラックス はんだレベラー
種類
水溶性

・有鉛
・無鉛
RoHS × 有鉛
○ 無鉛
長所 ・コストが安い
・溶剤タイプ
・表面実装に適する
・はんだ濡れ性が良い
・リード部品のスルーホール内のはんだ回りが良い
短所 ・寿命が短い(保管環境が良くない場合1ヶ月も持たずに酸化や錆が発生する場合あり) ・平滑度が悪い
・厚みの管理が困難
・ビアが塞がる可能性がある
保管
期間
未開封品:1~2ヶ月 未開封品:6ヶ月
厚み 厚み指定不可 厚み指定不可
無電解金フラッシュ リード無し
電解金めっき
種類
RoHS
長所 水溶性フラックスに比べ、保管期間が長い ある程度金めっき厚の
調整が可能
・表面実装に適する
・銅箔部の酸化、腐食防止に優れている
・接触電気抵抗が低い
短所 ・金めっき厚の指定が
 不可
・金めっき厚が電解金
 めっきに比べて薄い
水溶性フラックス、
はんだレベラーよりも高価
保管
期間
未開封品:6ヶ月 未開封品:6ヶ月
リード線の
有無
不要 不要
ワイヤーボンディング向け金めっき 端子部のみ
電解金めっき
種類
RoHS 〇 端子部のみ電解金
 めっき + 水溶性フ
 ラックス
X 端子部のみ電解金
 めっき + 有鉛はんだ
 レベラー
〇 端子部のみ電解金
 めっき + 無鉛はんだ
 レベラー
長所 ・軟質金めっき
・ワイヤーボンディングに最適な下地処理
・端子金めっき:硬質金めっき
・抜差し用途に使用
・何度も抜き差しをする箇所に使用しても金めっきは剥がれにくい
・端子部のみ金めっき処理を行い、他のエリアは、その他の水溶性フラックス、はんだレベラー(有鉛・無鉛)の他の処理ができる
短所 電解金めっきよりも高価 水溶性フラックス、
はんだレベラーよりも高価
保管
期間
未開封品:6ヶ月 未開封品:6ヶ月
リード線の
有無
電解リード線が引出せない配置でも「リード線なし」でも作業が可能 ・電解めっきを施すため、基板端から端子パターン端まで電極線が必要。
※電極線がない場合、工場にてデータ加工を行い、製造を進めさせていただきます。
※この場合、基板には電極線が残ります。

リジッド基板製造基準書(PDF形式)の「4.4 表面処理」をご参照ください。

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