TO INVESTORS

市場の安定的な拡大と、当社の成長可能性

(1)当社事業の市場規模と、拡大余地

2017年の日系企業によるプリント基板の国内生産額は6,153億円(前年比1.4%増)でした。日本電子回路工業会の2018年生産予測は6,249億円(前年比1.6%増)と増加が見込まれています。当社の国内売上高実績は19.9億円(※)と国内生産額に対して0.3%程度のシェアを有するに過ぎず、市場獲得余地を大きく残しております。今後も、お客様にとってより便利で価値あるサービスを提供し続け、国内のプリント基板の需要を取り込み、規模を拡大させてまいります。
※2018年3月期実績

(2)市場の拡大

IoT(モノのインターネット)や、宇宙、EV(電気自動車)、自動運転、ロボットなど、今後本格的に産業の拡大が期待される分野のお客様にも、当社サービスをご利用いただいております。
当社は、インターネット環境を利用し、システムを介して効率的に受発注できる利便性の高いサービスを提供することで、幅広い分野・業種のお客様からご支持いただいております。
今後、IoT分野の本格的な成長により、プリント基板の市場拡大が期待され、当社の事業規模拡大の後押しとなるように努めてまいります。

少人数経営で、無駄なく収益性の高いビジネスモデル

(1)少人数経営の実現

当社は、お客様からの受注、提携工場への発注を1-Clickで完結するシステムを構築し、効率的な事業運営を実現しております。正社員18名(※)の少人数での運営で収益性を高めていくことを意識し、1人当たりの営業利益は約1,500万円(※)となりました。
※2018年3月期実績

(2)設備が少ないシンプル構造

当社は、自社工場を所有せず、複数の提携工場でプリント基板の設計、製造、実装を行っております。大きな製造設備等がなく、シンプルな体制です。また、プリント基板は全てオーダーメイドの受注生産品であるため、在庫品が陳腐化する等のリスクはありません。
そのため、急激な経済環境等の変化等による多額な減損損失のリスクが少なく、安定した経営を行うことが可能です。
受注規模拡大による設備への多額な投資を必要としないため、将来を見据えた事業拡大への投資が可能な体制です。

参考 2018年3月末時点 総資本当期純利益率(ROA)=当期純利益÷総資産✕100=21.51%
マザーズ257社中、9位(2018/7時点)
※ROA:企業に投下された総資産(総資本)が、利益獲得のためにどれほど効率的に利用されているかを表す指標

次へビジョン