P板ドットコム 目からウロコ!のQ&A便 第1号
 
7月の花「向日葵」

いつもお世話になっております。(株)ピーバンドットコム 照井です。

梅雨明けから連日の猛暑日、いよいよ本格的な夏がやって来ましたね。

先日浴衣を着て、お祭りに行ってまいりました。 暑さと人混みで大変でしたが、さっそく夏を満喫出来ました(^O^)ノ☆
他にもこの季節ならではの楽しみを、いっぱい体験したいと思っています♪

それでは、「目からウロコ!のQ&A便 第6号」をお届けいたします。
正しく表示されない方はこちら(http://www.p-ban.com/htmlmail_qanda/2013/07/)をご覧ください。

 
 
目次
 
 
ご質問&回答 一覧
 
Q1 基板の反り軽減のコツ!
    細長い基板を作る予定なのですが、基板の反りが気になります。
反りの対策について教えてください。
A1 面付けや基板の上下の残銅率のバランスで反りの抑制効果を期待できます
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細長い基板の反りは、長辺方向に沿ったパターン配線や 配線の面積が広域になるほど影響を受けやすい特徴があります。

長手方向に長い配線を減らすことが最善策ですが、 デザイン上、長い配線を減らすことが出来ない場合は、 正方形に近い形に面付けを行っていただけますと、 反りを抑えられると考えます。

基板が反ってしまう原因は、銅はくの影響が考えられます。
内層を含む基板の上下の残銅率をバランスよく合わせることにより、 反りの抑制効果を期待できます。

詳細は、下記URL 【リジッド基板 製造基準書】 「7 反り・ねじれ」をご確認ください。
http://www.p-ban.com/information/data/manufacture_standard.pdf

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Q2 外形線は、外形線ガーバーデータのみ!?
    製造用データのガーバーデータを出力する際、 すべてのレイヤーに基板外形のデータは必要でしょうか?
A2 基板外形データは、外形線ガーバーデータのみに出力をお願いいたします
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パターン、レジスト、シルクのファイルの中の基板外形データは、 製造時に不要な為、データ編集作業の際に削除をいたしております。

手作業にて不要データの削除を行いますので、 誤って必要なデータまで削除してしまう恐れがございます。

そのため、基板外形データは、外形線ガーバーデータのみに出力をお願いいたします。
その他の製造データも、必要十分なデータ作成とガーバー出力をお願いいたします。

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Q3 『オープンショートテスト』どのような検査?
    製造サービスの『オープンショートテスト』とは、 どのような検査なのでしょうか。
また検査基準について教えてください。
A3 パターンが電気的につながっているか、いないかを確認する検査です
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弊社では、『フライングチェッカー』を使用し、 最終検査にて全数オープンショートテストを無料で実施し、品質管理を行っております。

『フライングチェッカー』とは チェッカーのピンがプログラムによってパットの位置に移動、 パットと接触し電気的に検査する装置のことで、 プリント基板データをもとに検査用データを出力し検査を行います。

検査基準ですが、製造工場によって多少異なります。

≪ 韓国工場 ≫ Test Voltage Test Current Open Impedance Short Impedance
250V 200mA 80Ω 20MΩ
≪ 台湾工場 ≫ Test Voltage Test Current Open Impedance Short Impedance
250V 50mA 20Ω 10MΩ
≪ 中国B 工場 ≫
イニシャル費用ありコース
Test Voltage Test Current Open Impedance Short Impedance
150V 50mA 50Ω 10MΩ

一部の工場にて、テストポイントの数に応じて、 費用と納期の追加が発生する場合がございます。

詳細は下記URL【リジッド基板 製造基準書】 「8.2 オープンショートテスト」をご確認ください。
http://www.p-ban.com/information/data/manufacture_standard.pdf

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Q4 部品の後付け作業がある際の注意点とは?
    実装サービスで部品実装を行っていただいた後で、 社内で後付け作業があるのですが、 注文の際に注意すべき点はありますでしょうか。
A4 実装指示書に『後付け作業あり』等のご指示を別途ご記載ください

別途ご指示をいただければ、実装作業の際にマスクをかけ、 後付け箇所がはんだで穴閉塞しないように作業をさせていただきます。

ご指示の方法ですが、部品表で後付けを行う部品の箇所に 『未実装(後付けあり)』と記載していただいたり、 実装指示書に『後付け作業あり』と記載していただき、 後付け箇所の『配置番号(リファレンスNo.)』をご記載ください。

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後付け箇所が多い、または実装枚数が多い場合は、 製造時にて“ピーラブルマスク”の対応も可能でございます。 ピーラブルマスクの印刷は、追加費用が発生いたしますので、 別途メールにてお問い合わせをお願いいたします。

またはアートワーク設計の際に、 後付けする箇所にランドスリットを設けていただければ、 はんだが回らず、穴閉塞を防ぐことができます。

ランドスリットの切り込みは0.5mm以上、 穴とランドスリットの間隔は0.3mm以上を推奨します。

TH
A4画像01
NTH・片面基板
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あとがき

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