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space 第50号|2017年3月発行 presented by P板.com
目からウロコ!のQ&A便
space 今月号で50号目を迎えることができました!いつもQ&A便をご購読いただき、ありがとうございます。
(株)ピーバンドットコム 渡邉です。

木々の間を歩いていると、春の匂いが感じられる季節となってきました。桜の開花が待ち遠しいですね。

3月9日、(株)ピーバンドットコムは東京証券取引所マザーズ市場に上場いたしました。
これもひとえに日頃ご利用いただいている皆さまのおかげです。そこで、皆さまへの感謝の気持ちを込めまして「3大サンキューキャンペーン」を開催中です。お得に基板を購入できるチャンスですので、ぜひご確認ください。

今月号のQ&Aは、ご質問の多い「リジッド基板とフレキシブル基板の違い」の第3回目です。フレキシブル基板を設計する時に気をつけるべき最初のポイント、「カバーレイ」について取り上げました。

それでは、「目からウロコ! のQ&A便 第50号」をお届けいたします。

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■Index■
Q1.フレキシブル基板で部品を配置する場合の注意点は?
Q2.「メタルマスク」の厚みの決め方とは?
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Question & Answer No.01
Q1.フレキシブル基板で部品を配置する場合の注意点は?
フレキシブル基板を設計します。部品の配置を行う場合の注意点はありますか?
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A1.部品間のカバーレイの「形状」と「幅」に注意!
フレキシブル基板で部品パッド以外のパターン上には、銅箔を保護する目的でカバーレイを貼り付けます。設計時には、このカバーレイの「形状」や「幅」に注意する必要があります。例えば、「凸形状」のカバーレイです。カバーレイが「凸形状」の場合は、凸部が他の場所に貼り付いてしまうことがあります。

カバーレイを薄い「食品用ラップフィルム」に例えるとわかりやすいかもしれません。薄いうえに凸型のように細くなっていると、しわやよれ、ゆがみを発生させずに凸部を貼るのは難しいですよね。部品を密集させることによって、凸部の形状を気付かずに作ってしまうことがあります。凸部になりそうなところは、部品間の距離を取る、または他のカバーレイとつなげるなどします。設計の段階で、部品間のカバーレイ残り幅は「0.5mm以上」を意識しましょう。

スペースの関係で上記の幅を確保できない場合もあります。その場合は、部品間のカバーレイをつなげて「一括開口」でも対応できます。最終形状は「円形」または「角丸の四角形」を推奨します。
ただ、一括開口すると部品パッドから引き出すパターンが露出しやすく、短絡、劣化や腐食を引き起こすおそれもあります。一括開口の面積が広ければ、カバーレイフィルムがゆがむ可能性もありますので注意が必要です。

フレキシブル基板の製造工程を知った上で設計することは、手戻りを減らすことになり、基板を早く手に入れられることにつながります。
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Question & Answer No.02
Q2.「メタルマスク」の厚みの決め方とは?
メタルマスクの厚みはどのように選べばよいでしょうか? space
A2.目安として部品パッケージからメタルマスクの厚みを選定
メタルマスクの厚みを決める一つの方法として、部品のピッチから厚みを選定する方法があります。その目安が次の表です。
メタルマスクの厚み一般的な目安
メタルマスクの厚み 部品パッケージ
0.10mm 0.4mmピッチQFP/SOP   0603チップ目安
0.12mm 0.5mmピッチQFP/SOP/CSP 1005チップ目安
0.15mm 0.8mmピッチQFP/SOP   1608チップ目安

薄い厚みは、狭ピッチ部品向き。

工程では、プリント基板にメタルマスクを載せ、その上にクリームはんだを塗り、スキージ(ヘラ)を使ってメタルマスクから基板側へ刷りこみます。そのため、開口部の穴にはメタルマスクの厚み分だけ、はんだが残ります。狭い開口部でメタルマスクが厚いと、部品パッドに対してはんだ量が多くなってしまうというわけです。上記の理由から、はんだ量を少なく抑えたい狭ピッチ部品には薄い厚みが向いています。

目安を挙げていますが、実のところ厚みは基板の仕様、大きさや部品の密度により複合的に決まります。「P板.comメタルマスク製造サービス」は、メタルマスクの厚み、0.10mm、0.12mm、0.15mm以外にも取扱いがあります。厚みをご指定したいなどご希望がありましたら、個別で対応させていただきますのでご安心ください。
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第50号|2017年3月発行
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【発行元】「 開発環境をイノベーションする 」 株式会社 ピーバンドットコム
      〒102-0076 東京都千代田区五番町14 国際中正会館10F
【編集人】 渡邉 修孝
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