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Question & Answer No.01 |
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先輩から「CAD上のデータチェックで特に問題がなくても、製造工程で不具合の原因になるデータがある」と教えてもらいました。設計段階で何に注意すればよいのでしょうか。
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1.ベタ銅はくとパターンの導体間隙に注意
2.鋭角、微細な形状、微小なパターンの間隙に注意
3.外形のスリット幅に注意
「3.外形のスリット幅に注意」は、基板材料の変化や両面・多層板が増えたこと、外形加工が金型による打ち抜きからルーター加工へ主流が移ったことなどで、スリット幅の標準が変化しています。
例えば、FR-1(紙基材フェノール樹脂積層板)主流の時代には標準スリット幅は”1.0mm”でしたが、より硬いFR-4(ガラスエポキシ)の使用が主流になると、金型による外形加工よりもルーター加工が要求されるようになり、量産もルーターで外形加工されるようになりました。現在では、太いドリルビットを使用する必要性からスリット幅は”2.0mm”が標準へと変化しています。
現在でも1.0mmなどの細いルータービットはありますが、細いものはビット折れが発生しやすいため、不良の原因となります。また、折れないよう加工移動速度を遅くしなければならないため、全体の製造時間が増えてコストアップにもつながります。FR-1主流時代のデザインスペックのままでは、現在の主流に合わないため、設計仕様の更新が必要です。
このように、CAD上では問題にならなくても製造現場では問題となってしまうデータはいくつか存在します。詳しくは、「設計者は知らない?! 工場で問題になるデータ(1)」で他のポイントも見てみませんか。こちらの内容を設計に生かすことで、余分な製造時間やコストを抑えられます。

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Question & Answer No.02
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フレキシブル基板では、部品を実装するのに「補強板」が必要と聞きました。 どのように設計すればよいでしょうか?
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フレキシブル基板の補強板データは、外形線のガーバーデータとは別のレイヤーに分けて輪郭形状で作成します。補強板とフレキシブル基板は基本的に手で貼り合わせますので、正確な位置合わせをするためには、次のような点に留意して設計しましょう。
(1)フレキシブル基板の外形と補強板の接する辺を3辺以上設ける。
(2)フレキシブル基板の外形と補強板の接する辺が2辺以下で、合わせの基準がない時は「目安線」を設ける。
補強板と基板外形の接する辺を3辺以上設けていないと、両者を正確に貼り合わせることができません。
仮に接する辺が2辺以下の場合は、目安線を基準とすることで貼り合わせができるようになります。目安線は、補強板を貼り付ける側のパターン層に「目盛線」で入れましょう。
ただし、その場合は正しい位置に目安線を入力し、確認するといった手間が増えます。さらに、外形に対してパターンやシルク印刷では公差が発生するため、接する辺が3辺以上で合わせる方法よりも補強板の位置精度が落ちる可能性があります。そのため、通常は(1)の方法を用いた設計がスマートです。
この度、1-Click見積では、フレキシブル基板の「補強板あり」を含め、最速のウルトラクイックコースへの対応と製造できる仕様が増えました。ぜひ、この機会に「高品質」と「スピード」をご体験ください。詳しくは、こちらをご覧ください。

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