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space 第47号|2016年12月発行 presented by P板.com
目からウロコ!のQ&A便
space いつもP板.com「目からウロコ! のQ&A便」をご購読いただき、ありがとうございます。
(株)ピーバンドットコム 渡邉です。

師走の慌ただしい時期となりましたが、皆さまの開発スケジュールのご進捗はいかがでしょうか。

P板.comでは、12月19日-27日にかけて「年末あす着キャンペーン」を実施しています。
「年内中にどうしても基板製作をしておきたい」、「超短納期の案件がある」など
この時期、お困りになっておられませんか。
そんな方のために、データ入稿した翌日に基板を納品する「あす着」の超短納期コースを、
期間限定でご用意いたしました。基板納品をお急ぎの方は、ぜひご利用ください!

今年最後のQ&Aは、2016年に配信した「目からウロコ! のQ&A便」の内容から、「役に立った!」
ボタンのクリック数ランキング、トップ10をご紹介します。
それでは、「目からウロコ! のQ&A便 第47号」をお届けいたします。

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■Index■
◎第1位◎…ベタパターンのクリアランス値は最小パターン幅の倍!?
◎第2位◎…表面処理って何を選ぶべき?
◎第3位◎…電流値に対する配線幅の目安とは?
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ランキング1位Question & Answer No.01
Q1.ベタパターンのクリアランス値は最小パターン幅の倍!?
ベタパターンと配線のクリアランスを広くした方がいいと聞きました。どうして広くする必要があるのでしょうか?
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A1.十分エッジングしないためにショートの原因になる可能性があります。
ベタパターンと配線/ランドの間は、配線と配線、ランドとランドの間よりもエッチング液が入りにくいために、クリアランスが狭いと十分に銅箔がエッチングされにくく、ショートを引き起こす原因となります。

製造時、銅箔の上にエッチング液が噴出されると、ベタパターンから配線/ランドへ向かうエッチング液は勢いよく流れます。
ベタパターンと配線/ランドのクリアランスが広い場合は、ベタパターンから配線/ランド方向へとエッチング液が均一に流れ込み、銅箔を削ることができるため、配線がきちんと形成できます。

一方、ベタパターンと配線/ランドのクリアランスが狭い場合は、勢いがついているエッチング液はベタパターン付近の銅箔間に入りにくくなり、均一にエッチングされにくくなります。図「良い例」のようなパターンを形成するためには、【ベタパターンと配線やランドのクリアランスは、最小パターン幅の倍以上】での設計を推奨いたします。
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この一手間が歩留まりを良くし、基板品質の安定に繋がります。その結果、安価、安定納期の基板を購入していただけます。また、試作段階から量産製造を意識して設計していただきますと、試作から量産への対応が滞りなく進みます。過去記事の「量産を意識した試作での勘どころ」も併せてご覧ください。

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ランキング2位Question & Answer No.02
Q2.表面処理って何を選ぶべき?
基板を製造する時に選ぶ「表面処理」ですが、どれを選択するかいつも悩みます。
「表面処理」を選択する指標はありますか?
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A2.知って損なし! 表面処理の特徴から選択を
「表面処理」には、それぞれ特徴があります。その特徴を捉えつつ、使用用途にあった表面処理を選択しましょう。今回は、一般的な3種類の表面処理をご紹介します。
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より詳しく知りたい方は、表面処理の特徴をまとめたページをご確認ください。
それぞれの特徴を参考に、製造される基板にあった表面処理を選択してみてください!

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ランキング3位Question & Answer No.03
Q3.電流値に対する配線幅の目安とは?
電流値に対する配線幅の設計にあたり、参考になる情報があれば教えてください。
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A3.一般的な目安としては【パターン幅1.0mm/許容電流:1A】スルーホール径φ0.3mm/許容電流:300mA】です。
一般的な目安としては下記となります。
・パターン幅1.0mmに対して、許容電流:1A
・スルーホール径φ0.3mmに対して、許容電流:300mA
電流値に対する配線幅の目安
なお、理論値では上記の倍以上の電流を流せる値になりますが、実際の物理的使用環境においては「基板自体の製造のばらつき」や「過電流(想定以上の電流が流れる)」などが起こりえますので、安全・安心の設計を心がけることが重要となります。

くり抜きや穴などの影響で、パターン幅1.0mmで配線を引けない場合があります。同一平面1.0mmを確保出来ない場合は、解決策の一例としてパターンを分岐する方法があります。配線幅1.0mmの半分である0.5mmでも電流は流せますが、安全・安心のためにはちょうど半分の0.5mmではなく、0.5mmよりもできるだけ太く配線されることを推奨いたします。(基本は、同一平面を推奨いたします)
電流値に対する配線幅の目安2
設計する時間が足りない、人手が足りない、パターン配線にお困りの場合は、サポートも万全、ノウハウを持つ設計者が担当する「設計サービス」をご利用ください。安心してご注文いただけます。space
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第4-10位はコチラ!
【第4位】フレキシブル基板の裂けにくいデザインとは?
【第5位】Vカット集合体の基板が割れない!?
【第6位】ミシン目加工でのバリ(突起)を回避する方法は?
【第7位】ミスなく実装作業ができる、見やすく分かりやすい効果的な実装図のポイントとは?
【第8位】Φ0.3mm未満のパッド、レジストの設計方法は?
【第9位】部品形状に突起があり実装時に傾いてしまう場合の対処方法は?
【第10位】ミシン目(スリット)の長さは何mmまで?
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第47号|2016年12月発行
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【発行元】「 開発環境をイノベーションする 」 株式会社 ピーバンドットコム
      〒102-0076 東京都千代田区五番町14 国際中正会館10F
【編集人】 渡邉 修孝
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