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お客様の声 東京工業大学 様

2016年2月

宇宙工学関連の研究でP板を使用! 学校用帳票の対応も助かっています!

松下 将典 様 松下 将典 様 東京工業大学 松永研究室 わずか数センチ四方の人工衛星「CubeSat」をはじめ、さまざまな小型人工衛星開発に取り組んでいる東工大の松永研究室。同研究室に在籍する学生で、 人工衛星開発のプロジェクトマネージャーを務める学生の松下将典さんに、衛星開発にかける思いや今後の展開、そして「P板.com」の魅力についてお聞きしました。

東京工業大学 松永研究室 様のサイトはこちら

どのような研究開発を行っているかを教えてください。

当研究室では、宇宙システムの研究開発を専門としている松永三郎先生のもとで、「CubeSat」など小型サイズの人工衛星の開発に取り組んでいます。 設計から実装に至るまで学生が中心となってプロジェクトを進めている点が特徴で、私は全体の進行管理を行うプロジェクトマネージャー(プロマネ) として地球・天体観測技術実証衛星「TSUBAME」の開発に関わりました。人工衛星の開発は、姿勢決定・制御系や熱構造系、地上局系などさまざまな部分に分かれていて、 各部分を学生が担当するわけですが、それぞれの開発の進捗状況をとりまとめて予定表などを作成するのがプロマネの役割です。 さらに、私はプロマネであると同時に、電源系の開発も担当しています。

人工衛星の電源システムとはどのようなものですか?

人工衛星には、太陽エネルギーを電力に変換し、各系に供給するシステムが搭載されています。 太陽の光が当たらない日陰時には太陽エネルギーが得られないため、日照時はバッテリーに電力を溜めておいて、必要時に電力を取り出すシステムを搭載する必要があります。 TSUBAMEは小型衛星ですが、ミッション時には、衛星を高速で姿勢変更させられるアクチュエータであるCMG(コントロールモーメントジャイロ)や理学系観測機器が作動するため、 約80Wの電力消費が必要で、電圧は最大約30Vになります。TSUBAMEを開発する以前、私は3.3Vや5Vの電源システムしか開発経験がなかったので、 いきなり30Vに電圧が上がったために開発にはとても苦労しました。

電源システムの開発ではどんな点に苦労したのでしょうか?

やはり放熱対策ですね。宇宙空間は空気がなく、対流がないため地球上で動かすよりも熱がこもりやすいのです。TSUBAMEでは電力が増えたために、より一層、放熱対策をしっかりと 行う必要が生じました。また、ノイズ対策にも非常に苦労しました。バッテリーの充電システムにおいて、スイッチングでノイズが多く発生してしまうため、 これをうまく処理することも難しかったです。

研究室では、以前からP板.comを使っていたのでしょうか?

P板.comは、私がこの研究室に入ったときから、すでに当たり前のようにみんなが利用していました。大学に提出するための見積書や請求書などの書類発行にきちんと対応してもらえるし、 発行の手続きもスムーズで、納期がしっかりとしているのも助かっています。現在、製造サービスと実装サービスの2つを利用していますが、基板の品質についても満足しています。 チェック体制についても、以前、ガーバーデータを送ったあとに、サポートスタッフの方から連絡が来て、回路の問題について指摘を受けたこともあり、 「しっかりとチェックしているんだな」と思いました。今のところ、利用していて不満はまったくありませんね。

人工衛星の開発において難しいのはどんなところでしょうか?

人工衛星には打ち上げというリミットが必ずあるので、そこに向かって絶対に間に合わせなければいけないという点がシビアです。あとは、すべてを自分たちの手で作らなければいけないので、 たとえば半田付けが失敗したら、その責任はすべて作った人が負うことになるために気が抜けません。人工衛星開発とは、ある意味、壮大な“遊び”のようなものだとも言えますが、 それは誰もが一所懸命に取り組んでいる“本気の遊び”であり、だからこそ面白いのだと思います。

人工衛星を開発するにあたって、今後の展望をお聞かせください。

私がこの世界に入ったのは、高校生の頃に探査機の「はやぶさ」が小惑星にタッチダウンしたというニュースを見て、「こんなことを仕事にしている人がいるのか」 と感動したことがきっかけです。今は人工衛星を開発していますが、いずれは探査機も作ってみたいと思います。研究室としての最終目標は、真に革新的な宇宙システムの実現です。 その一環 として、現在、JAXAの「革新的衛星技術実証プログラム」等に応募しています。これは100kg級衛星をJAXAが用意して、それにCMGを載せようという試みで、 TSUBAMEでは果たせなかったミッションをぜひやり遂げたいと思って進めています。


TSUBAME開発チームのみなさん(東工大 松永研・河合研)
TSUBAMEの詳細はこちら

大変お忙しい中貴重なお話を頂戴しまして、有難うございました。

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