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お客様の声　岐阜県立可児工業高等学校様

お客様の声　岐阜県立可児工業高等学校様

2008年10月

柔道の試合に勝つのも、ものづくりで開発をするのも『思いは一つ』

飛騨・美濃の国、歴史的な遺産や逸話も多く残る岐阜県可児市にある岐阜県立可児工業高等学校。可茂地区唯一の工業高校として知られています。お訪ねした日はちょうど試験期間ということで、生徒の皆さんは既に帰宅されてましたが、十何年ぶりの学校の雰囲気にドキドキしました。

深澤則正様岐阜県立可児工業高等学校

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お仕事を教えてください。

深澤さん　電気システム科の教員をしております。専門は、弱電です。今年の春まで岐阜工業高校の電子科に在籍していました。もともと大学では通信工学科の専攻でした。

P板.comの基板をどのような製品にご利用になられているのですか？

深澤さん　主に毎年開催されるマイコンカーラリー全国大会に出場するための、マイコンカー用のモータードライブ基板の製作に利用しています。
マイコンカーとは？
マイコンカーラリーネットとは？
深澤さん　卒業後にメーカーの開発や技術エンジニアとなる生徒が年々少なくなっていて、工業高校の教育内容も技能を取得するためのものに偏りがちです。技能中心の教育では、実際の現場で創意工夫が身につかないのです。もっと試行錯誤しながら「ものづくり」をしないといけない、そういう思いからカリキュラムとは別に希望者を募り、電気システム科の活動の一環としてマイコンカー製作を始めました。

生徒には、まずPCBEなどの簡易CADで初期教育を行い、その後、P板.com専用CADの『CADLUS Circuit～CADLUS X』をみっちり教え込んでいます。

深澤さん　少ない予算のなかで運営していますので、生徒には見積書も開示して、『失敗は許されない』というプレッシャーのもとで、各自が責任を持ってパフォーマンスを発揮しています。こういったプレッシャーも勉強の一つだし、先輩から後輩へ技術・技能を伝えていきます。

この基板一枚にどれだけの生徒たちの熱い思いが詰まっているか・・・。

その点、御社では対応も早く、製造前のデータ確認をしっかりやってくれるところが、とても有難いです。高校生の質問にも快く答えていただきました。

P板.comに対してのご意見をお聞かせください。

深澤さん　先生と生徒が受講できるCADLUS X講習会があればよいですね。

学校関係者様を対象としたアカデミック割引を今月より開始しました。講習費半額。またキャッシュバックと併用いただければ、実質無料となりますので、ぜひご検討ください！
また、第3回全国ツアーも12月に予定しております。

今後の展望をお聞かせください。

深澤さん　最近は海外からのエンジニアの技術・技能のレベルがどんどん向上し、工業高校の在り方が問われています。若い世代に、ものづくりの経験を通して技術・技能をより具体的に少しでも高いレベルで伝えていかなければと考えています。

私は柔道5段を持っていて柔道部の顧問でもあります。柔道の試合に勝つのも、ものづくりで開発をするのも『思いは一つ』なんです。人前で話すことが苦手な生徒でも、ものづくりを通して、自己表現ができるようになっていきます。こういった成長を近くで見守ることは本当に楽しいですね。